評論文(ご感想)

おかげさまで、Merry Candleの数々の作品について、多くの皆様から大変ありがたいお言葉を頂いております。

評論家の先生方から評論文を頂き、数々の書籍や、展示会場に掲載して頂いております。

大変ありがたいお言葉の数々、全ての皆様に心から感謝いたします。


「輝く未来」キャンドル作品


クロ・リュセ城 レオナルド・ダ・ヴィンチ・パーク ディレクター ガエル・イブラムサ 氏
繊細な色のタッチで作られたグミワックス刻の傑作。その表情や質感は、見る者が思わず振り返るほどだ。上部の光は、未来を照らす光のように感じられる。
醸し出す世界観の中にわずかな色彩が活きており、平和の象徴のようなる刻作品である。
A gummy wax sculpture masterpiece made with delicate touch of colors. The viewer may turn around to feel all the expression and texture. You can imagine giving the light on the top for shining the future. This sculpture is a peace symbol as the world is made of touch of colors.
Gael Ibramsah



美術評論家  伊藤さとる 先生


「COSMOS」 キャンドル作品 

「神秘に生命を与える」

Merry Candle 先生の作品は、何重もの魅力あります。

その真価は、言葉で表しきれないものだと思います。

作品の雰囲気に、悠久なる自然の浪漫が重なります。些細なものではありません。

何百年、何千年、或いはもっと果てない歳月の中で醸成された自然の神秘のひと雫がそこにあるようです。

人智を越えた自然の力が、一人の人間の力によって作品になっている。

そのことで二重、三重の感動が押し寄せます。

作品は、心の声でもあります。表面的なものではありません。

底の底から搾り出された一滴です。

一人の人間の生き写しであり、魂の肉片とも言えるものです。

作家の肖像ともいえるひと欠片が在り、その姿に透明感があり澄んだ魅力があります。万丈の美を放ちます。

自然という神秘のひと雫と、精神という無限宇宙の一滴が作品を通じて融合する。

そこに火を灯す。火は、生命の象徴ともされてきました。

やがて消える運命にあり、その間揺らめき燃え続けます。

Merry Candle  先生の作品は、融合した神秘に生命を与えるかの体験を私達に与えてくれるようです。

それはどれ程価値があることなのか、言葉で表しきれないものだと思うのです。


人は無垢で生まれ、やがて色に染まり成熟、円熟をしていくと思いますが、Merry Candle 先生は経験を

重ねる中で深く熟していきながら、作品は純真へと常に向かうように思えます。


人として深くあれ、

表現者として純粋であれ、

一点の曇りも無く純真に自分の美へ向かうようです。




先生のキャンドルアート作品は、
まさに「唯一無二の光」を体現しています。
キャンドルの柔らかな質感が織り成す光と影の微細なバランスが、見る者に深い感動を与えます。
その瞬間ごとに異なる表情を見せる光、煌めきは、まるで生き物のような存在感を持っています。
作品全体が醸し出す温かさと神秘性は、
作家の卓越した技術と繊細な感性を感じさせます。
キャンドルという一見シンプルな素材を用いながらも、これほどまでに豊かな表現を引き出すことができるのは、作家の独自の視点と深い洞察力によるものだと考えています。
まさに、光の芸術に対する新たなアプローチといえる素晴らしい作品です。
国内外問わず社会情勢や自然災害で不安な現代だからこそ、先生の追求されている「優しく煌めく希望の光」が必要なのです。



「COSMOS」キャンドル作品
お作品を拝見したとき、自然という大きな芸術が一人の人間によって創られた感覚を覚え感動しました。
何千年という歳月で作られたような神秘、何万や何億という小さな集まり紡がれた奇跡、壮大、壮麗、圧巻、耽美、そういった自然芸術の力が一人の人間から創られていくようで、私達は目の前のお作品はもちろん、人の力と可能性に美しさを感じていると思い次第です。


「紫水晶」キャンドル作品
圧巻の美しさである。観た瞬間から、細胞が沸騰しだす力がある。
細部まで細かく創り込む。ミクロの領域まで形にするようである。神は細部に宿るというが、四隅まで緻密に創られ
360度神々しさがある。
神秘的である。何千年、何万年とかけて築かれた自然遺産を見る思いである。それが一人の芸術家の手で創られる。火を灯せば消える candle で創られる。儚い素材で、目一杯の技術と情熱を注ぎ創る人がいる。神秘さを人間が創り出す。そして私達も同じ人間である。
私達を根底から揺さぶる要素が束になり、揺るぎ無い感動になる。本作は火を灯すその前から、私達に生きる力を点火する心の candleである。


「輝く未来」キャンドル作品 


先生の御作品は、「創る」だけでなく「紡ぐ」ことを感じました。
それこそ糸と糸を掛け合わせ温かな布を折るように、感性の糸、心情の糸、祈りの糸、感動の糸など、
心に秘めた多様な糸を多彩に作品へ織りこみながら、見る人の心を真心という布で包みこみ
私たちに生きる力、希望の力、愛情の力へ袖を通していくような気持ちにさせてくれると思います。
作品鑑賞という枠を越えた何かを感じます。今後の御作品も楽しみにしております。


「紫水晶」キャンドル作品


非常に神秘的な作品だ。キャンドルを素材に用いて、立体の作品を大変美しくしなやかなフォルムで仕上げている。作品と対峙したときに、この世の苦しみや嘆きがとり払われるかのような神々しさすら感じられる。蝋燭は現代においてはアロマキャンドルなどで使われるものだ、というイメージを一気に払拭させ、キャンドルアートを芸術の域にまで引き上げることができるのは作者の創造力ゆえなのだろう。モーリス・ユトリロは郊外の雪道を描いているが、彼もまた、風景画の中ではその独創性という部分で一線を画している。どこかに繋がっている道なので、なぜだかその先に進めばもっと楽しい風景が目の前に広がってくる気さえしてくる。本作品も、盤賞者の心になにか明るいものを灯す力がある。それは、作品それぞれにアーティストそれぞれの魂がこもっているからなのだろうか。


評論監修 
西山美術館主任学芸員 望月 久実子 様 
語りと鑑賞の美術展」の展示にて

「COSMOS 」キャンドル作品

「キャンドルという身近に見る物が、見たこともないアートになる。遠目には、神々しいと言える程の存在感、近寄れば超絶という言葉の似合う細かい作り込みに驚く。360度、全てが正面と言える程の手抜かりが無ぐ美゙への執念を見る。芸術が、゙無限゙や゙永遠゙を宿す姿に立会うようである。キャンドルは、火を灯せばやがてなくなる物である。私達も、生命の火が消えればなくなる存在である。ある意味同じ運命であるキャンドルに゙永遠゙とも言える輝きを与えられるー そのこと自体が限りある寿命を生きる私達の希望になるのでないか。そして圧倒的とも言える美が、私達生命の火を強くする。



「輝き」平面作品 

とても良い作品だと思いました。
額の中に、自然界の美が凝縮されているようです。
今回のお作品は、密度の濃さと心地よさを感じました。
先生の内にある
感性という楽譜いの中に自然美という音色を並べ
私の立つ場所を「客席」にしてコンサートをする
そんなイメージで見られる一作でした。



「輝き」平面作品

東京タワーでの展示も拝見させて頂き、
見る角度によって、さまざまな顔を見せてくれる輝きにとても胸を打たれました。
太陽の光や眺める時間帯によって
姿、形を変える月のことを考えました。

平面作品にすることで、鑑賞者に対して
一つの視点や構図を強く提示し、
その中に込められたメッセージや美しさを、
より明確に伝えることができる様に思いました。
画面の限られた空間の中で、色彩や光と影の表現を駆使し、鑑賞者の感情や想像力を刺激するのが特徴だと感じました。