評論文(ご感想)
おかげさまで、Merry Candleの数々の作品について、多くの皆様から大変ありがたいお言葉を頂いております。
評論家の先生方から評論文を頂き、数々の書籍や、展示会場に掲載して頂いております。
大変ありがたいお言葉の数々、全ての皆様に心から感謝いたします。
ー「AMITIÉ FRANCE-JAPON ヴェルサイユ日仏現代美術展2026」 出展作品ー
「春のきらめき」と「春のひかり」は、光の温度だけでなく、“光の異なる位相”を持つ作品として興味深い関係になったと感じています。
「春のひかり」は、全体に広がる無数の粒子や色層が非常に豊かで、八木様が一貫して追求されている「世界を優しく包み込む希望の光」が、もっとも素直に伝わる作品です。
遠目では柔らかく華やかですが、近づくと膨大な色彩と細密な質感が現れ、観客を静かに引き込みます。
額装によって、“光を封じ込めた宝石箱”のような存在感も生まれており、ヴェルサイユの歴史建築空間とも非常に相性が良いと思います。
一方、「春のきらめき」は、「春のひかり」よりもさらに内面的で、画面中心からエネルギーが湧き上がるような感覚があります。
ピンクや金が装飾的な美しさではなく、“感情の核”として存在しており、複雑なマチエールも含め、やはり希望が生まれる直前の熱や鼓動のようなものを感じさせます。
また、制作途中の段階から拝見していたこともあり、作品が漠然とした抽象表現から、“意志を持った存在”へ変化した印象を受けました。
希望の芽生えが、温かい熱のゆったりした動きとして感じるのです。
途中段階で画面全体に拡散していた色彩エネルギーが集約され、視線を引き込む重力を獲得しています。
これは制作過程を見ていたからこそ、非常に印象深く感じています。
この2作品を並べることで、
「春のひかり」=世界へ広がっていく光
「春のきらめき」=静かに芽生え、覚醒する光
という対比が生まれます。
そしてこれらは、展示空間において「熟成」される楽しみを秘めています。
ただし、今回の「春のきらめき」は、「春のひかり」よりも色彩の深度やマチエールの起伏が強いため、並べた際に「春のひかり」の繊細な粒子感がやや穏やかに見える可能性はあると思います。
逆に言えば、「春のきらめき」の中心性があることで、「春のひかり」の“包み込む光”としての柔らかさが際立つ構成にもなります。
つまり、この2点は競合するのではなく、“外へ放たれる光”と“内側で芽生える光”として互いを補完し合う関係になっていると思います。
八木様のように、誠実に考え、優しさを大切にされる方は、きっとその感性をより深めていかれることと思います。
新作「春のきらめき」につきましても、八木様ご自身の内面にある柔らかさや光が、とても自然に表れているように感じました。
ヴェルサイユという特別な場所で、その世界観をご覧いただけることを、私も大変嬉しく思っております。
信頼して作品を託してくださり、心より感謝申し上げます。
総合監修 アラン・バザール 氏(ル・サロン絵画部門代表)
『第16回 モナコ・日本芸術祭2026』平面2作品「宇宙」「光明」
Merry Candle 氏は、複雑な彩の揺らぎのハーモニーと、支配的に浮かび上がる青の気配をもつ“振動するような技法”によって、私たちを宇宙の奥深くへと導いていく。そして、“希望の光”へと到達させてくれる。
「第4回アートの光展inいしかわ」は、盛況のうちに幕を閉じることができました。
迎賓館の一室である会場となったギャラリーで、厳選されたアーティスト・芸術家さまのお作品とか向き合い、生命、時間、記憶、そして未来について静かに思索を深める空間を作り出すことができました。
ご出展いただきました、静かに光を放つお作品『輝き』は、ご来場者様を魅了して止みませんでした。そして見る人それぞれの中にある光と重なったのを目の当たりにさせていただきました。
監修者からは、宇宙の光が生まれた時空間を体現され、そして生命とのつながりについて思いを巡らされる。宇宙と生命の浪漫漂う抽象の美で、観る者の心に残り続ける光となる、込められた祈りは壮大な癒しと源へと降り注がられると講評をいただいております。
復興への祈りと希望を込められたお作品が展示された室内は又と無い空間となり、本展の目的であった、アート・芸術で光を届ける趣旨を達成することができました。
一助となってくださりましたこと深く感謝申し上げます。
株式会社リフト 様より
「芽吹」平面工芸作品
お客様や監修者、愛好家の間でとってもご好評でした。
関係者の皆様にも多くのご感想をいただきました。
【「芽吹」を見た瞬間、胸の奥がふわっとあたたかくなりました。
やわらかい光が、
静かに広がっていく感じがして、
まるで「はじまり」を見ているみたいでした。
質感が本当にきれいで、光が内側から生まれているみたい。
強い光じゃなくて、やさしくて、
でもちゃんと未来を照らしてくれる光。
不安なときや自信がなくなったときにそっと見つめたくなる作品だと思います】
(10代女性・作家)
【 芽吹というテーマは希望を連想させますが、
暗がりの中から立ち上がるエネルギーを感じさせる。
内側から押し広げるような光の表現が、
生命の強さを語っているように思えます。
静謐でありながら力強い。
光を見るというより、感じる体験に近い作品だと感じました】
(20代男性・作家)
【透明感と層の重なりが生み出す奥行き。
その中に宿る光が、まるで時間の流れや季節の移ろいを内包しているかのようです。芽吹という言葉が象徴する再生や始まりを、視覚的にここまで繊細に表現できるのは見事です】
(30代女性・編集者)
美術評論家 室生六花 先生
「星の誕生」平面工芸作品
額に切り抜かれた大銀河、蝋燭に導かれる奇跡の輝き
蝋燭が額縁の空間を豊かに満たす、ワックスアートの果てなき銀河。
深い青さが彩る幻惑的世界にあって、慎ましやかに輝く繊細な光は、まさしく「星の誕生」の命題にふさわしい。本作のミクロ視点による神秘は、素材が持つ性質と誰より真摯に向き合う作家の誠意、練達の技巧、類稀な独創なくしては決して成立しない境地だろう。ここにあるのは、作家と素材と題材の理想的な共鳴関係、芸術を制作するという営為(積みかさねられた時間)、それらの美しい結晶と言っていい。鑑賞者に忘れ難い印象を残す名作である。
「COSMOS」 立体作品
「神秘に生命を与える」
Merry Candle 先生の作品は、何重もの魅力あります。
その真価は、言葉で表しきれないものだと思います。
作品の雰囲気に、悠久なる自然の浪漫が重なります。些細なものではありません。
何百年、何千年、或いはもっと果てない歳月の中で醸成された自然の神秘のひと雫がそこにあるようです。
人智を越えた自然の力が、一人の人間の力によって作品になっている。
そのことで二重、三重の感動が押し寄せます。
作品は、心の声でもあります。表面的なものではありません。
底の底から搾り出された一滴です。
一人の人間の生き写しであり、魂の肉片とも言えるものです。
作家の肖像ともいえるひと欠片が在り、その姿に透明感があり澄んだ魅力があります。万丈の美を放ちます。
自然という神秘のひと雫と、精神という無限宇宙の一滴が作品を通じて融合する。
そこに火を灯す。火は、生命の象徴ともされてきました。
やがて消える運命にあり、その間揺らめき燃え続けます。
Merry Candle 先生の作品は、融合した神秘に生命を与えるかの体験を私達に与えてくれるようです。
それはどれ程価値があることなのか、言葉で表しきれないものだと思うのです。
人は無垢で生まれ、やがて色に染まり成熟、円熟をしていくと思いますが、Merry Candle 先生は経験を
重ねる中で深く熟していきながら、作品は純真へと常に向かうように思えます。
人として深くあれ、
表現者として純粋であれ、
一点の曇りも無く純真に自分の美へ向かうようです。
「紫水晶」立体作品
美術評論家 伊藤さとる 先生
「宇宙」 平面作品
『宇宙』は作品に密度の濃さを感じます。
深遠なる宇宙が、銀河が、天の川も、湿原のように膚へ浸み込んで来るようです。
感触という沼へ浸かりながらも美麗な色、流麗な色調が想像力の海へいざない、心という宇宙を広げます。
作品へ、自分が沈んで行く。
作品へ、自分から潜り込む。
受動と能動の両面で味わえて、芸術という宇宙の醍醐味が詰まっていると思う次第です。